子犬が自宅にやってきたら(子犬受け取り後に注意したい事)

子犬が自宅にやってきたら(子犬受け取り後に注意したい事)

購入した子犬がいよいよご家族としてご自宅にやって来た時は、つい嬉しくて早速離して遊ばせたり、先住犬がいたら一緒に遊ばせたくなりますよね?
子犬が尻尾をふりふりしながら駆け寄って来る姿は本当に愛らしいから、ついフリーで遊ばせたくなります。

でもちょっと待って下さい

本当にいきなりフリーで遊ばせたり、先住犬と一緒にさせて良いのでしょうか?

実はこれらの行為は、子犬にとって思いもよらない悲劇を招いてしまうかもしれません。


 

自宅に到着したら、まずはお水と餌を与える

子犬の受け渡し日は、受け渡し時間にもよりますが、帰りの道中に子犬が車酔いから吐かないよう、ブリーダーは餌を抜いている場合があります。
※これは引渡し前に与えたか必ず確認して下さい。


成長著しい子犬がお腹を空いた状態で自宅に来るわけですから、自宅に到着しましたらまずはお水と餌を与えて下さい。
お引き渡しの時期、子犬は大抵ドライフードを食べれる状態になっておりますが、引渡し当日は思った以上にストレスを感じておりますので、消化にやさしいふやかし状態がオススメです。
栄養も吸収しやすいし、胃腸にも負担がかからず、また水分も補給できますので、初日から3日間はこの状態で与えるのも良いと思います。

初日は過度に遊ばせず、サークル内でゆっくりさせる

人間の子供もそうですが、子犬も遊ぶ時は疲れを忘れて遊びまわります。
また初めての環境で、飼い主さんと遊ぶ事が子犬にとっても刺激的で面白くて仕方がありません。
しかしこれには大きな落とし穴があります。
子犬は楽しそうにしておりますが、実は新しい環境や慣れない臭い、音などでストレスを感じており、その状態のまま過度な運動をしてしまうと、低血糖にかかってしまい、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。
こんな最悪な不幸になってしまわないように、初日は過度に遊ばせるような事はせずに、サークル内でゆっくりとさせ、時折膝の上にのせ、ゆっくり背中をなでるなど、ストレス軽減をしてあげて下さい。

 

先住犬とのいきなりの接触はさせない事

先住犬の後輩として飼われた方は特に、子犬と先住犬とを引き合わせ、相性などをチェックしたくなりますよね。
でもこれは子犬にとっても先住犬にとってもあまり好ましくありません。


子犬は引渡しの前にパピーワクチンを接種しております。
そのため、ある程度の病気に対して抗体を持っておりますが、なかには抗体がまだ出来ていない病気もあります。
成犬は既に抵抗力があるため、そういったウィルスなどが存在しても平気ですが、子犬はそうはいきません。

特に引き渡し直後はストレスがかかっているため、抵抗力も弱くなりがちです。
逆に子犬は寄生虫を駆虫する薬を投与されていますが、中には全て駆虫できていない事もあります。
新しい環境でストレスがかかり、虫が再度悪さをし始めてしまうと、子犬はおろか、
虫が付着した子犬に先住犬が接触していまい、先住犬にも移ってしまうなんて可能性もあります。


さらに先住犬もはじめから子犬が家族の一員になるなんてことは理解できません。
進入者としか感じられませんので、中には子犬に危害を加えてしまう可能性もあります。

これらのような事が発生しないよう、はじめはサークルごしに先住犬を飼い主さんがコントロールできる状態で接触させるなど、一工夫してあげて下さい。
少しずつ先住犬と後輩犬を接触させていけば、犬は自然と順位付けしていきます。
いきなり無理に接触させるようなことはやめましょう。

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