「猫の気持ち(猫の十戒)(cat’s Ten Commandments)」と言われる、作者不明の名文(詩)があります。現在、猫と共に暮らしている人、今から飼う予定のある人に捧げる詩です。

汝、人間がモデムを使っているときに、キーボードに飛び乗るなかれ。

汝、モデムの後ろ側にある電話線を抜くことなかれ。

汝、トイレットペーパーを引っ張り、ロールをむき出しにすることなかれ。

汝、透明ではない為、テレビあるいはモニターの前に座ることなかれ。

汝、冷蔵庫の上に、吐き戻す事なかれ。

汝、ディナーパーティーのときに現われ、顔を洗い始めることなかれ。

汝、人間の顔・頭の上に横たわる事なかれ。

汝、人間の股間に飛びつくことなかれ。

汝、急ぐ事なかれ、速く走ろうとも、閉まったドアを通り抜けることはできまい。

汝、人間の目覚まし時計の上を踏んで、タイマーをリセットする事なかれ。

汝、摘みのあるごみ箱の蓋に乗ることなかれ、なぜならみずから落ちてはまってしまうからである。

汝、人間がまさに腰掛けんとするときに、トイレの便座に、飛び乗ることなかれ。

汝、眠っている人間の、午前四時の膀胱の真上に飛び乗ることなかれ。

汝、いかなる状況でも、家は、逃げ出す刑務所ではないことを悟るべし。

汝、人間がいかに歩みがのろくとも、飛び掛かる事なかれ。

汝、客人が入っているときは、トイレのドアを押し開ける事なかれ。

汝、肉食動物であること、植物は肉ではないことを忘れる事なかれ。

汝、叱られたときは、反省の心を示すべし。