チワワを飼う事へのメリット、デメリット

チワワを飼いたい!またはこれから飼いたいなと思っている方へ (チワワの飼い方)

世界一小さいサイズだけど、気持ちは大きく、仲間思いそれがチワワ

チワワといえば真っ先に頭に浮かぶのは、その小さいサイズと大きな目ですよね?
チワワは世界一小さいサイズの犬種で、サイズも平均が2.3kgと片手で持てるサイズです。
ちなみに皆さんが良く知っている柴犬の平均サイズは6kgから8kgで、人気のゴールデンレトリバーは なんと36kg近くにもなります。
同じ犬なのに、ここまでサイズが違うとびっくりしますよね!?


同じ犬である柴犬やゴールデンレトリバーよりも、全然小さいんです!

私も13年近くオスのチワワを飼っており、チワワとはどんな犬なのかを見てきました。
よく言われる通り社交的な面を持ち合わせていますし。飼いやすい犬であるかと言われたら、総合的に判断してイエスです。

ここで総合的にというのが大事なポイントで、ただ単に小さいし可愛らしいからイエスというのではなく、良い面だけでなく悪い面も理解し、悪い面が大きくならないよう しっかりと躾などの対策を行えるのならイエスです。

ここを履き違えてしまうと、飼ってみて、あれ?チワワって思った程飼いやすい犬じゃない、チワワを飼うのがしんどいな..となってしまいます。

ですので、チワワに興味がある方や、これからチワワを飼ってみたいと思う方は、まずこれを読んでからチワワを本当に「飼えるのか」(ここ重要) 考えてみて下さい。

納得した上で飼えるというのであれば、きっと素晴らしいチワワ・ライフになると思いますよ。

チワワを飼う上で、他の犬と比べてどんなメリットがある?

チワワを飼う上で、他の犬と比べてどんなデメリットがある?
まとめ

小さいサイズだから、スペースいらずにで飼いやすい!

チワワの特徴といえば、やはりその小さい体です。
チワワの平均サイズは2.3kg程度と、片手で持ち運びができるくらいの大きさですので、チワワ用のサークルやケージも他の犬種と比べても ずっと小さい大きさで済みます。
お住まいの広さ等で犬を飼う事を諦めていた方には、まさに探し求めていた犬といったところでしょうか。
※サークルの設置方法については、子犬を迎えるにあたって準備するものをご確認下さいね。

また小さい体のお陰で、運動能力も他の大きい犬とは違って、それ程多く必要としませんので、極端な話、家で放し飼いするだけでも十分です。
運動量は確かにその程度で良いのですが、愛犬として生活する上では、これでは足りません。
一日中家の中で過ごしていては、家の中の世界しか知らない犬になってしまいますので、他の人には懐かず、ちょっとした音にも過敏になったりしますので、 不意な用事でペットホテルに預けたりするにも一苦労なチワワになってしまいます。
ですので、より人間社会に溶け込んだ愛犬になってもらうためにも、適度なお散歩に連れて行きましょう。


中型犬や大型犬、他の小型犬と比べてもコストがかからず、お財布にも優しい

チワワはどちらかというと小食な子が大きく、ガツガツ食べるような犬ではありません。
※ただし、オヤツや好きな食べ物はガツガツ食べます。
中型犬や大型犬は、当然チワワと比べれば、食べる量が全然違いますので、1年で購入するフードの量も大幅に違ってきます。
また犬はフードだけではなく、トイレシートや、ちょっとした汚れをふき取るウェットシートなどの消耗品も購入しなければなりません。
これが意外とお金がかかり、ゴールデンレトリバーのような大型犬ですと、食べる量もさることながら、出る量もチワワとは比較になりませんから 消耗品の消費もかなりのものです。

では、同じようなサイズの小型犬、マルチーズやトイプードルプードルなどの方が、性格も懐っこい子が多いから良いのでは?となりますが、
マルチーズやヨークシャーテリア、トイプードルは毛が抜けにくい分どんどん伸びていきますので、定期的なトリミングが必要となります。
これが意外とお財布にも響いてきて、トリミングにかかる1回のお値段はお店によって異なりますが、おおよそ8000円程度のお店が多いのではないかなと思います。
トリミングの頻度ですが、これも平均すると1か月半~2か月程度で行かれる方が多いそうです。
一方チワワのトリミング頻度についてですが、基本的にチワワは抜け毛がある犬ですので、トリミングが必要な犬ではありません。
ただ足や耳の長い飾り毛やお尻周りの毛をカットされる方もいらっしゃいますが、これは全身カットではなく、部分カットとして扱っているお店が多いので、 トリミングが必要な犬よりもずっとお値段が安く済む、お財布にとても優しい犬なんです。


小さい体ですが、意外と長生き

世界一小さいサイズの犬のため、本当にか弱い犬のようなイメージがあるチワワ。
確かに頭にペコ(泉門)があったり、生まれつき関節が弱い子もいますが、平均寿命はなんと15年と、長生きする子が多いです。
もちろん個体差がありますので、全てのチワワがご長寿ワンコになるとは限りませんが、一般的な平均寿命は15歳程度で、中には20歳近くまで長生きする程、 長寿な子たちが多い犬種です。


飼い主には忠実で、程よくベタベタするのが好きな性格

チワワは飼い主さんには本当に忠実で懐っこい子が多いです。
※ただし、生まれつき怖がりな子や子犬の社会化時にしつけを全くしてない場合は違います
飼い主さんの一挙手一投足は、さりげなくしっかり見ており、微妙な感情の変化も読み取ろうとします。
これは私の話になりますが、たまに気分が落ち込んで一人で部屋に佇んでいると、その度に愛犬チワワがすっと足元にやって来て、背中を出して座り、 まあ背中でも撫でて元気だしなよと言わんばかりに、こっちを見てくれました。
他に後輩犬が体調が悪くて寝ている時にも、一緒に寄り添って寝てくれたりする等、とっても仲間想いな犬です。
またキャバリアやゴールデンレトリバーのように、どこに行くのも一緒!みたいな性格ではなく、程よくベタベタが好きなところも魅力的です。


他の犬と比べても臭いは少なめ?

体臭については個体差もありますが、臭いは比較的少ない方です。
チワワは室内飼いオンリーな犬ですので、臭いが比較的少ないのは嬉しいですよね。


抜け毛が多い

チワワは元々毛の短いスムースヘアで、シングルコートの犬でしたため、抜け毛が少なかったのですが、 近年の品種改良により、パピヨンやポメラニアンなどと交配してロングコートのチワワが誕生しました。
これにより、毛も長くなり、ポメラニアンのダブルコートの血が入ったため、ダブルコートのチワワが生まれ、 抜け毛が多い子も出てきました。
今では抜け毛の多いとそうでもない子といった個体差になってしまいますが、基本的にロングコートのチワワは 抜け毛が多いと思って頂いた方が良いと思います。

チワワにも柴犬やゴールデンレトリバーのように毛の生え変わる時期、換毛期があります。
人間でいう衣替えの時期のように、夏がやってくる頃に夏毛に、冬がやってくる前の秋頃に冬毛にといった 1年に2回の換毛期となります。
その時はもちろんですが、いつもよりも更に毛が抜けますので、こまめなお掃除を心がけるようにしないと、 お部屋中毛だらけになってしまいます。


頭の骨や関節が弱い子がいる

チワワは生まれつき頭の頭頂部分の骨がきちんとふさがっていないペコ(泉門)になっている子が多いです。
ペコは成長と共にふさがっていきますが、ペコが大きい子だと成犬になっても塞がらない子もおりますので、 頭部分への扱いは十分注意が必要です。
またチワワだけでなく、小型犬特有ですが、関節の成長不足による膝蓋骨脱臼(パテラ)にかかる子もおります。
パテラの状態によっては手術も必要となりますので、ツルツル滑るようなフローリングで生活させるような事は控えて、 子犬の頃でしたら、お散歩へ積極的に連れていき、後ろ足をしっかり踏ん張らせて、成長を促すようにする事も大切です。

これからチワワを飼いたい方で、ペコやパテラなどが気になってきたと思う方は、購入する前に、ブリーダーの方にて 必ず健康診断などで確認しらもらうようにしましょう。

やや勝気な性格で、何より自分一番主義

これも個体差によりますが、警戒心が強い子が多い傾向があります。
飼い主さんに対しては忠実で懐っこいですが、知らない人や犬には吠えてみたり、威嚇して近寄らないようにする子もいます。
生まれつき極端に怖がりの子は、なかなか直らないですが、そうでなければ、子犬の社会化期にしっかり経験を積ませてあげれば、 必要以上に怖がったり、威嚇したりするような子にならず、社交的で懐っこいチワワになります。

またチワワは仲間想いな性格も持ち合わせていますので、多頭飼育にも向いている子です。
ただし、自分が先住犬であると、自分がなんでも一番という末っ子気質な一面もありますので、 なるべく先住犬のチワワを優先して接してあげると、後輩犬との軋轢もなく仲良く過ごしてくれます。

寒暖にあまり強くない犬です

チワワは元々ブラジル原産の犬ですので、暑さに対しては耐性がある犬です。
しかしその頃のチワワはスムースヘアの犬ですので、今のようなロングコートのチワワは当然暑さには強くなく、 また冬場においてもそこまで寒さに強くない犬ですので、室内で飼育する場合は、人が快適だと思う温度より、 夏は少し上げて、冬は少し下げると丁度良いです。
自分が暑い、寒いと人間目線での温度設定をしますと、予想以上に冷えたり、または暑くなってりしますので、 小さい体のチワワがいるという事を忘れずに温度設定をして下さい。

まとめ

子犬の頃の社会化期はしっかりと学べる環境づくりを

チワワについて、私の経験も交えてご紹介してきました。
チワワは極小サイズで、性格も悪くひ弱という事を以前言っている方がいらっしゃいましたが、決してそんな事はありません。
思っている以上に長生きで、思っている以上に懐っこく、仲間想いな犬なんです。

しかし、子犬の頃に必要な社会化期をほったらかしにしたり、過保護気味に育ててしまうと、飼い主さんに対しては良いですが、 他の人や犬に対しては、全然仲良くなれないワガママな内弁慶になってしまいます。
こうなると、急な用事で犬を預けらければならなくなった時、病院に入院させなければならない時など、本当に苦労します。
ですので、子犬のうちにチワワを飼われるのであれば、ご自身だけスキンシップを取るようにはせずに、色々な人に触ってもらったり、 お散歩やドッグランにも連れて行き、沢山の犬と触れ合ってみるなど、社会化をしっかり学べる環境を作ってあげて下さい。
チワワだけでなく、他の犬もそうですが、子犬の時期に沢山の経験を積めば積むほど、学習して良い犬になっていきます。

小さいお子様のいらっしゃらないご夫婦にオススメです

チワワはその小さなサイズと怖がりな性格のため、遊び盛りのお子様と一緒に遊ぶと、過度に遊ばれてしまい、疲れて低血糖になってしまったり、 骨折や、恐怖のため噛んでしまう等、不慮の事故にあう可能性が高くなります。
ですので、小さいお子様がまだいらっしゃらないご夫婦や、またお子様が既に社会人となって独立されたご夫婦にもオススメです。
ちょっぴり生意気でやんちゃなところが、小さいお子様のようできっと気に入って頂けると思います。
もちろん、遊び盛りのお子様になる前に、既に成犬になっていれば、危険が迫れば逃げてしまうので、そこまで心配はないかと思いますが、 やはりお子様に犬の接し方をしっかり教えて上げた方が、事故なくチワワにとっても最高のパートナーになってくれます。

実は男性にもぜひ飼って欲しい犬種なんです

こういうと、えっ!?と思うかもしれませんが、私はチワワの手間いらずな部分と、程よいスキンシップ好きな一面、 そして仲間想いな性格が、男性にもきっと魅力的に映ると思います。
特にブラックタンカラーのオスのチワワは、よくよく見ると精悍な顔つきになっており、小さいながらも逞しさを持ち合わせております。
男性の皆さん、一度騙されたと思って、オスのチワワをよく見て下さい。
意外とチワワいいじゃんと思うかもしれませんよ?

私は男ですが、とあるご縁で今のチワワと13年近く一緒に過ごしてきました。
かくいう私も犬を飼うなら、柴犬のような和犬が飼いたいし、チワワなんて恥ずかしいからちょっと飼いたくないとまで思ってました。
しかし飼育している中で、この犬の性格の良さと飼いやすさ、そして何より小さな体からあふれ出る魅力に惹かれ、今では本当に好きな犬種です。
他の愛玩犬のように、過度なベタベタもないところが、男性の私にとっても良いなと思ったところかもしれません。

チワワを飼うにあたって、メリット、デメリットを取り上げてみました。
犬との生活はそれこそ10年以上もの長い期間になります。
これらの紹介文が、これからチワワを飼いたいという方へのお役に立てればと思っています。

チワワの子犬販売情報あります!

現在オーナー様募集中のチワワ子犬情報は、チワワ子犬販売ページよりご確認下さい。

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